外から来たことば その4
★コーカス(caucus)
アメリカ合衆国では、選挙による公職の候補者の選定・政策の調整を行う党の幹部(有力者)による私的な会合を意味しました。
1878年ころからはイギリスでもこの言葉が用いられ、議院内の同一党派所属議員による党議決定のための総会を意味します。
18世紀末から19世紀の初頭のアメリカでは、コーカスが党運営のかなめでした。
市・郡・州・連邦のそれぞれのレベルにコーカスがあり、党の幹部が人事・政策の両面にわたって大きな影響力を行使しました。
特に、連邦上下両院のコーカスは、大統領候補の指名を左右できるほどの力を誇りました。
しかし、次第にその閉鎖性・非民主性が批判され、各州ごとに定められた選挙法による党大会や予備選挙にその地位を譲るようになったそうです。
アメリカの場合も、院内の議員総会をコーカスと呼ぶがその機能は、議院内閣制の下での党議拘束を前提とするイギリスのコーカスとは自ら異なっています。