二つの山
北海道ツアーで学びました。
女山の雌阿寒岳は浮気な仙で、ある時、雌阿寒の髪毛である樹木が乱れていたことから、言い争いになり、はげしい熾嘩から夫婦別れをして、雌阿寒岳は子供を連れて釧路に帰ってしまったが、何としても自分を追い出した、オプタテシケの仕打ちが腹におさまらずにいると、ある天気のいい日に、選か西にオプタテシケの姿が見えたので、ムラムラとして手に持っていた鑑を取り直すと、オプタテシケめがけて投げつけた。
空を切って飛ぶ錆を、途中の十勝野に寝そべっていて見つけたオプタテシケの友人、ヌプカウシヌプリという山が、「兄弟分の一大事!」とむっくり起きあがって、鈷を押えようとしたが、掴みそこなって自分の耳を削り飛ばされてしまった。
しかしそれで鈷はオプタテシケを逸れて肩をかすって落ちた。
怒ったオプフタテシケはそれを拾い取ると、雌阿寒に投げ返した。
それが見事雌阿寒の胴申に命中し、今でもその傷跡からは硫黄の膿が流れ、ヌプカウシヌプリの立ちあがったあとには、水が溜って然別湖になり、削り飛ばされた耳が十勝野に散らばって火山弾になった。
オプタテシケとは「槍が肩をそれる」という意味です。
この大叙事詩は、この二つの山を狩場にした部族問の、婚姻と闘争と火山活動とが結びついたものと思われます。